西陣京極地域。
さっそくですがタイトル通りの本題に入りますと、各地にあるなんとか京極と
いうのは大方「繁華街」という程度の意味で使われていると思われます。
辞書では本義であるところの、京の境界地域、はずれ、と書いてあります。
おそらく、秀吉の京都普請の際に商店や小屋が並んだ新京極の開発から繁華街
の類型として京極という言葉が膾炙したのであろうと思います。
飼主の住んでいる辺りは、はずかしながら「松原京極」という呼称があります。
こちらは西陣京極。
さっそく面白い表示を発見。
白いモンブラン。白いからモンブランちゃうんか、と。
修辞学で言うtautonym
新年過ぎておりましたので、このような飾りが西陣京極の入口に
ありました。
さっそく入ってみましょう。ものすごく期待。
あれ
よくある拍子抜けな置き去り感
西陣京極会で設置したものでしょう。
すぐ脇に見えるやっつけ補修のガムテープとの対比で、ここはすべてを
察して頂くより、ない。
かつては店舗が連なっていたのでしょうが、モザイク的な再開発
というか不動産の各自による再利用によって、よくある住宅地に
変化しつつあります。
そしてこちらが西陣京極のコアな区域。
狭い横町筋一本分となっております。
上の写真で奥に見えた看板に寄ってみました。
あらゆる場所にある「西陣京極」の文字は、こうして
強調でもしておかないと、いずれ薄闇の中に消えて戻って来ない
かもしれないことを予知していた人々の危機感の表明のように
見えて仕方ない。
しかし、中世から守られている地蔵はこうして残るのでした。
もうすこし見て回ります。
日本語なのにユーロ圏で売れている本
水のソーテール8: 蛇女エデムとナイフ頭のタウィスカロン (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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