前回の続きです。
数年来大神神社へ参拝しておりましたが、今回初めて昇殿したので
写真撮って参りました。
どこを見ても清浄。
拝殿へ移動しました。
この位置から外を見ることは、昇殿しないと無理。
すでに神社でしか見ることの無くなった蔀戸。
現役です。
地味に感動したので、近接撮影。
杉玉発祥地である三輪らしく、拝殿中央に杉玉があります。
参拝が済んだら、参道にある酒屋に寄っていこうと思います。
こちらが拝殿奥の正面。
神体の三輪山を拝む場所になっています。
思っていたより随分と心涼しく参拝できたことに安心しながら
戻りますと、拝殿までの途中にいくつも手水や浄化の施設がある。
こうした浄化の多重構造は古代祭祀場の普遍的な設計と言っても過言ではない
わけで、バッハオーフェンも指摘しているところであります。
このあたり特別美しいので感動しておりました。
通路を渡って、待合所へ戻ります。
橋と境界については民俗学の言説で散々繰り返し語られていることを思い出して頂きたい。
拝殿奥の区画を見ると、神域の三輪山を示すように低い石垣が
列をなしておりました。
上の写真とこちらを比較して御覧下さい。
社殿内の中庭と、神域の向こうの山との違いが写真からでも分かると思います。
見て分かる物というのは意識されていなくても人を動かしていくものであります。
つまり、この逆を行くのがニセモノ。分かり易いのです。
里の風景にまで降りて参りました。
ここからどうしようかと思ったのですが、ふとあることを思い出し、かねて気になっていた
事実を確かめるためにこのあたりを歩いてみようかと思うのです。
水のソーテール4: 酒神の血 サンギス・バッキウス (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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