すっかり夏。
樹勢が増して日差しが痛くなると同時に、虫も活動的になりますね。
すると、部屋の中にも入ってきます。
クルシャ君にとっては、今時分は抜け毛対策をしたり、水分補給に気をつけたりする
だけの季節ではなくて、どこからか入り込んできた虫を追いかける季節でもあります。
もうすでにどこかに虫の姿を見つけて。追っているクルシャ君です。
妙なことがありました。
クルシャ君が見つめる先にどうも虫が見当たらないので、彼が何を
見ているのか分からず、クルシャ君が見ているのだから何かあるのだろうと
信じて部屋の一隅を飼主も見つめていたところ、電球の影に昆虫の羽が
現れてやがて細い脚も見えたというのに、瞬きをすると見えなくなってしまい
ました。それからどこを探しても虫がいない。
驚いてクルシャ君に振り向くと、彼はまだ電球を見つめている。
ということはどうも同じものを見ていたようだ。
虫らしきものの姿の全体は見ていないのですが、羽と脚の様子からして
カゲロウのようでした。エフェメラっていうやつですよね。
この季節、カゲロウが飛んでいてもおかしくないのですが。
カゲロウってやつは生態とその姿からして、実体でありながら虚像つまり半実体
のシンボルであります。
猫の目の針射しあえず かぎろひ羽 飼主
まだ見てるのか。いないと思うぞ。
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