クルシャ君はよく自分の事をお手入れしています。
そのため、身体も小さめで頑健でもないにもかかわらず、小綺麗
な状態をよく保ってくれています。
かつてウルタ君は立派な被毛をしていましたが、滅多に手入れしない
上に、自分で毛を抜き散らしていたものだから、恵まれた体格にも
関わらず何か不憫な様子でありました。
お手入れ中のクルシャ君。
恵まれた状態にありながら、基本を疎かにして現状を受け入れずに
いると、人生も人格も貧相になってしまうのと同じですな。
刀なんぞは不要と言って捨てているならいいのだが、日頃戦場での心得
だとか刀の扱いから手入れから拵えまで細かく好みなど加えて語っている
侍が、抜く必要があるのに柄に手も掛けられない。しかも恐くて手を掛けられない。
何故に恐いかというと、戦うのが恐いよりも、刀の扱いで自身のニセモノがバレる
のが恐ろしくて、この際に至って「刀なんぞは不要」と嘯いて、問答無用に
切り捨てられるとか、不作法である。
けづくろい猫
とりあえず、猫に刀は要りませんよ。
機嫌良くお手入れしているだけで充実します。
小手先で相対的な価値でしかない好き嫌いを論っておれば、何か刀を扱って
いるような気分になれる自称侍というのがかつていたし、現在でもそんな手合い
が実在してるのを飼主はよく確認してますよクルシャ君。
そういうのは自らの佩刀を誰にも見せないくせに、他人の佩刀の評判と比較
についてだけは詳しく知っていたりするのですよ。
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