北野の近くの平野神社。北野の梅に比較して、桜の神社としても
知られています。なかなか優雅な雰囲気のある神社です。
ご神木の楠。こちらには「抱きつきなさい。」の札は立っていませんでした。
しかし、周囲を巡る木道が設置されていました。
参拝して周囲を見ると、生き物が大切にされている様子が分かります。
特に周辺は樹木も多いので、小さな生き物が多そうです。
この日は、何度も蝉に特攻されました。毎回当たってくる蝉を拾っては
踏まないようにつかまえて、脇によけたり飛ばしたりしてました。
その境内の規模と環境と維持において、清々しくも華やかな京都らしい印象
が持てる神社です。
真夏の平野神社境内
蝉の声が盛んです。
天神川の橋の近くにあった地蔵堂の地蔵。
今年は水の災害の多い年となりました。天神川も被害を出しました。
これらの地蔵は、秀吉の京都普請の際に洛中を囲った御土居と呼ばれる築堤に
埋まっていたものだということです。
なんともいえない容貌になってますが、この日は八月も半ばを過ぎた頃で
地蔵盆の名残かと思われます。
北野周辺の細い通りを満遍なく見ていくと、まだまだ昔の名残があったりする
のですが、それらはいずれ見て回ることにして
北野周辺は秀吉が茶会をした頃からか、茶菓子の名店があります。
北野参拝は今でも賑わっていますが、かつてはもっと特別な雰囲気があって
参道の店も華やかだったことでしょう。
そんな名残のある蕎麦屋をみつけて、昼食。
入るのにちょっとした勇気が要りました。
店に掛けられた写真は、参道の中央を走っていた
今はない路面電車。
現役で、こうした店がまだあります、でもここが最後の一軒でしょうか。
昭和の水屋箪笥みたいなものの中に、ひと皿いくらといったおかずが並んで
いました。
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