今年もやってきました重陽。
飼主が理由もなく堂々と日本酒を要求できる数少ない日ですね。
その割にはほとんど飲酒しておりません。
肌の底を漉くような風が吹いてくると、どんなに暑かろうと秋。
絹雲が浮かんでいると、どんなに空が痛いほど眩しくても秋。
もう海水浴はできませんよ。
重陽の頃に、ひやおろしなんていう酒が出てくるのですが、秋のうちに
飲めるだろうかなどとクルシャ君に尋ねてみても、もちろん無視されます。
イタズラ大好きで、飼主に抱きついたり、叩いたりを繰り返すクルシャ君
ですが、比較的体が小さいのでほぼダメージがありません。
ウルタ君なら、すこしひっかけただけで、太い血管が破れたりしていました。
ウルタ君、今年も重陽がやってきたよ。
今年の重陽は、ウルタ君が好きだった満月。中秋と重陽が同じ夜にきたんだね。
昔と同じように、今夜も月を見よう。
今年の重陽は、クルシャ君と遊びながらウルタ君のことを思うことにしよう。
クルシャ君がこんなにイタズラ好きなのは、自分の与えるダメージが小さいということ
を彼が認識しているから、だとしたら?思い出すとウルタ君は子猫の時には容赦なく
飼主を血だらけにしていましたが、大きくなって同じように暴れると洒落にならない
パワーを身に付けた頃から、穏やかになって遊びもこじんまりとしました。
口を開けて噛みつくふりをしていても、その口の中にゴルフのティーくらいのサイズの
犬歯があって、触れるものすべてを切り裂いたウルタ君とは、大きくなってから手首を
噛ませる遊びなどしたことがありませんでした。まあ、できなかったんですけどね。
イタズラ大好きな小柄な猫
そして
大人しくて優しい大猫
小さいのに萎縮していると憐れだし、何か一緒に居ることが良くないのではないかと
気を遣ってしまうし、パワーがあって暴れるようなら、いずれ寝首を掻かれるかも
しれない。ということは、この二つの体格と正確とのバランスは猫にとっても人に
とっても大切なんですね。
こちらは、大きくて穏やかな猫の代表、アリアンです。
穏やかと言うより、どちらかというと怖がりですね。
すぐに怖がって慌ててしまうと、隠して暮らしているパワーを発現させてしまいます。
抱きかかえて移動すると、全力で蹴り上げるので、いつも腕が血だらけになるの
ですが、なんとかなりませんかね。
自分からイタズラして傷つけることはまずないのに、怖がらせると
近寄れなくなる。何でもそんな感じでしょうか。
風呂上がりで、警戒しつつうろついている、挙動不審な珍しいアリアン。
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