先月末くらいのことでしたが、飼主はクルシャ君のことが心配で何も
手に付きませんでした。
前日からクルシャ君は何度もトイレに入っては、砂をばらまくので迷惑がられて
いました。
昼間は三分おきくらいにトイレに入って砂を掻き出すものだから、モップや
掃除機やらを以てクルシャ君を追いかけていましたが、トイレしている様子
を見るとなんだか辛そうです。
人にトイレ砂の後片付けをさせる意地悪をして遊んでいるわけではないのです。
トイレのあとを見ると、排便がされていない。
尿が出ていない。
さっそくこの症状を調べると、下部尿路疾患の一種だと判明。
頻繁にトイレに入って出ないのは、尿道か膀胱が炎症を起こしているか
完全に詰まっている場合があって、完全に詰まった場合には尿毒症を起こして
急死する場合も、などと書いてあります。
これは大事だ。クルシャ君が死んでしまうかもしれない。
三分ほど大いに取り乱し、クルシャ君を抱いて嘆いた後で、改善策をとりました。
改善策1. 粗悪なフードなら改める
実は、安いだけの粗悪なフードを初めて与えていました。キャッフードで2.7キロの袋
のアレ、といえばお分かりでしょう。与えて三日目くらいでしたが、食欲が無くて、しかも
不味そうにしていたので飼主も気になってましたが、とにかく粗悪なフードのおかげで
尿路疾患が起こるとされております。さっそく、療養食に転換。
改善策2. 水分補給を継続する
元来、あまり水を飲まないのが猫なので、膀胱炎、尿道炎になりやすいのです。
病院では点滴をする場合もありますが、家庭では猫のためにシリンダーで水を
呑ませることが出来ます。飲水のおかげでこれら炎症が緩和されます。
改善策3. ストレス軽減に努める
この頃のストレスといえば、暑さに限ります。冷房はこまめに切っていたのですが、暑いのが
辛そうなクルシャ君のために、長くエアコンを運転するようにしました。
以上で症状の改善が見られない場合、病院で抗菌薬を貰ってくるしかないんですよね。
まずは、翌日までに排尿を確認することが第一。
シリンダーを使って、水を飲ませて約10時間、この日はクルシャ君の排尿を見て
いませんでした。それなのにトイレに入った回数が10回を越えています。
翌日の午前、排尿確認。新しく換えたフードもそれまでのものより美味しそうに
食べてくれています。猫にだって食の安全。
今回の症状の原因は、粗悪なフードと暑さのストレス。
それから数日、シリンダーで水を継続して与え続けました。
トイレの回数は減っていますが、痛みがあるのかないのか、まだわかりません。
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