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Channel: クルシャの天地
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祇園祭と音と動画

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前回に続いて祇園祭の話題です。





この時期だけ、狭い通りいっぱいに祭の
雰囲気が充ちます。








特に目当ては無いのですが、祭の夜に出かけてみました。




四条通り歩行者天国



歩行者天国になっていた四条通は混雑が見えているので、一本脇に入ります。
四条から離れるだけで人通りは減ります。

この通りの各所に祇園祭の山や鉾が立っています。






太子山に到着。
紋や提灯も含めて、あらゆる歴史とシンボルがこの祭の中に折り重なっています。
こんなのを読み返していくだけでも毎年それなりに楽しめるのです。
かつての意味は変わらないが、しかし常に新しいデザインや細部の新調が続いて
いくので、飽きるということがありません。





表面の掛け物やら美術品やらは野天にさらしてあるために、ビニールが
かかっています。この時期驟雨がやってきたり、突風が来たりしますからね。
それでも野天に展示するわけだから、勇気あるな。





太子山、智慧の御守り従是出ます



子供たちの売り声。どれくらい昔から伝わっている歌なのでしょうか。
山鉾では、茅巻(ちまき)をそれぞれの場所で独自のデザインを施して
販売しています。茅巻の起源は牛頭天皇の厄除け縁起に出てくる呪物。
元来は、夏越の祭で神社にたまに懸けてある、例の茅の輪くぐりの大きな
茅輪と同じ形の輪だったようです。もちろんサイズは掌に載る程度。
茅を巻いたものだから、茅巻。これを御守りとして持つと厄除けになる
と。具体的には夏のこの時期に猖獗を極める伝染病に罹らない、とされて
おりました。








あの売り声を聴いて、また「智慧の御守り」と言われると、当然手に入れますよね。

山鉾の茅巻には、厄除けの一般的な機能の他に、それぞれのスペシャルパワーが付随
しているので、毎年需要や展望によって買い換えていくという楽しみがあります。
スペシャルパワーについては、もちろん山鉾の各個性およびテーマと深く関連づけられて
いるので、ご利益もなおさら分かり易く有難いものとなっております。







そんなわけで、飼主は今年「太子山」の茅巻を購入。

智慧をなんとか授かりたいもんであります。




祇園祭、太子山、売り声



子供たちの売り声。
この歌わ聴きに行くのが、ほんのりとした楽しみになります。
ところで、「太子山」と書いてありますが、どうも違うみたいです。
何と間違ったのか調べてみますとね、霰天神山」だったようです。
というわけで、こちらは「霰天神山」の動画になります。






この幅で狭い道の真ん中に山鉾が展示してあります。







年に一度、こうしたものを間近で見られるのも幸せですね。







木賊山の飾り物を保存するための専用缶。

人が見ないところを探していると、こんなアイテムを発見することも出来ます。




祇園祭の出店の雰囲気




烏丸の歩行者天国から一本入った通りの出店を見ながら歩いてみました。

飲食店も祭に合わせて出店を出して、人員も宛てて物売りしてるんですね。
出店の品物はどれも良心価格です。祭の出店だからといって高めに価格を
設定してたら、「あそこいけずやで」ということになるのですよ。
基本的にいいサービスを提供なさってます。







祭の夜店。
大体どこもこんな感じですよね。







写真を撮り損ねましたが、ふなっしーのアイテムを売っているお店があるんですよね。

子供が持っていたので驚きました。しかし、今のご時世、子供を撮影するだけで職質
受けかねないので、そのへんは自制したわけです。





祇園祭、夜の歩行者天国



それで、こちらが烏丸通りの歩行者天国の様子。たいへんな混雑。
蜂屯蟻雑とはこのことだ。

お察しの通り、撮影できる状態ではなかったので、早めに撮影中止しております。
よく御覧になると、遠くに京都タワーがあります。







白楽天山を通り過ぎる。
中国に入ったばかりの仏教に興味を持った白楽天の思想形成は日本にも
影響を与えました。そのへんはまた別の機会に。







提灯の明かりも、LEDに換えていたりするところもあります。







かつての蝋燭のゆらめく弱い灯の
印象を再現しようというところもあるわけで、こうしてそれぞれが美的な
部分でも切磋琢磨していくわけです。







忘れられていたように、町家の角にこんなものがあったりします。






さすがに疲れたので、店に入ります。







太子山の茅巻を取り出して、眺めたりしながら注文を待ちます。







今年もまた、いつもとは違う話題で盛り上がる祇園祭となりましたね。








夜はそれなりに暗いのが京都のいいところ。







涼しげな者を頂いて






巡行の時を待つ山鉾を眺めながら、クルシャ君にお土産を買って帰ります。







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