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Channel: クルシャの天地
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英雄や王たちが猫を抱く世界

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暑くなって、獲物待ちをしながら涼んでいるクルシャ君。






床にお腹を延べていられるし、こうして守株していると以前のこのこ出てきた獲物を捉えることだってできるかもしれないのです。







でも今は、全ての生きる者に斉しく課せられた命について考えています。

獲物待ちをそんな風に表現する猫は君だけだと思います。君のように考え、探索することは古代の王や英雄の専権事項でした。そのような特権を持つ、特に選ばれた王の中の王というのは、像に造られるとき、大体動物と混ざっている。







羽がある生き物と共にいたり、羚羊とハイタッチしていたり、牛の角を矯めたりしてるわけだが、その特別な者のうち、さらに優れた者達は「猫を抱いている」のです。まあ、一目見て猫のようなものなわけですが、ウルクの王からアッシュルバニパルまではこのスタイルが踏襲されています。


The Epic of Gilgamesh, Lecture by Andrew George

ほら、ロンドン大学の教授が、古代近東博物館の特別講義で説明なさってる通りだ。主にギルガメシュテクストの周辺のご紹介なんですけれども。







おお。
クルシャ君も飼主が間違って片腕だけで抱こうとするなら、全力で噛み付いてきますよね。同じだ。ほら、同じだ。








でも、Mayflyの話は知りませんでした。
ウトナピシュティム先生の教訓ですね。ジウストラとどう違うんだったか調べてないから、分からない。出典が違うだけなんですよね。
ただ、ありがちな無常観へと結論付けられないのが面白いから上の動画は最後まで見て下さい。







ところで、抱き方が悪いから噛むのではありませんよ。
放してくれというのだろう。







いいえ、弱いお前に、さあ進めと活を入れるために噛むのです。


お前、て。そうか、そういう解釈は猫からしか出ませんよね。
解釈というか指摘もありました。フンババのイコノロジーとゴルゴーヘッドが同じ役割ではないかと思われるということですね。つまり、辟邪というか、一種の正面性が邪悪なものを表現すると同時に魔除けとなるという発想ですね。こういうのをいくら話しても頭に入れられない者が居る。

そうそう、古代博物館の講義聴きながら作業していてもいいのですが、ゲームを一切しなくなったものですから、実況見たりもしてます。頭の下がるような勤勉家が随分とある。飼主などは三回も吐血、喀血などしたので寝ていないといけない。




ウルタールのうる: 巻十三 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや 

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