かなり先に出ることになる日付の記事を書いております。現在一月末日ですが、毎日出てくる情報、ニュースの錯綜が愈々混乱してきてますね。
時が来ましたね。
そうです。君が鍛え続けたのもこの時のため。カオスが来た時に最も貴重なのは、自律を伴う鍛錬、探求右顧左眄しない芯の強さに他ならない。君の場合、おしりの強さなんですよ。
不敵な顔。
『平家物語』の水尾屋と景清の戦いで、互いの陣から「頸の強さよ、腕の強さよ」と感嘆の声が出る、なんていうシーンがあるが、君の場合「おしりの強さよ」にしかならないんだろうね。
強みがあるというのは、頼もしいことです。
その通りなんですけどね。頼もしいですよ、飼主は。よくぞここまで成長してくれた。感情的に大声で繰り返される理屈は、こういう時節ではほぼ間違っていると思って良い。そして間違いを信じなければ生きて行けない者達が、間違いを吹聴する。
最早、真偽など関係ないのだ。実は平時から真偽など問われていない。
とりあえず、情報戦は国家や陣営レベルでやってくるのでこうしたものたちの尖兵に接することもあるだろう。まず見分けなさい。見分ける方法を教えよう。
彼らは、結論から話す。論点先取というのだ。順序として先に言うのではなくて、論理構成を見たときに結論があって、そこから自論を作ってくる。どこをどう取っても定められた結論にしか行かないし、立論が誤謬を内在しているので、相手にならないが相手をしてしまうと譲歩したことになり、即ち屈したことになる。この手合いを見たら、口を利いてはならない。
委細承知。
なんだろう、忍者か。
螢火白楊 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや