タイトルが中世風。大袈裟なんですよ中身大したことないのに『スエトニウスに対する大いなる反駁の書』とかですね。今回の投稿は、二つの異なる内容を併記したのでタイトルも二つに分かれています。
誤解についてですが、飼主はクルシャ君に対する誤解を訂正し認識を改め、なんなら謝罪まで必要では無いかと思っています。彼の尊厳に対して。
以前YouTubeに、「猫の三白眼」という動画を出しましたが、それは遊んでいる途中で、待ち構えていたクルシャ君が逆三白眼を見せて飼主の不興を買うという構成になっております。
これが間違いでした。素朴な移入主義の罠に陥ってました。クルシャ君は幼い頃から、遊びで興奮するとあの顔つきをしていたのです。過去写真の検索をして、同じ表情を発見したことから理解できました。悪かった。
きゃふきゃふのお顔だったのですね。動画の解説にも訂正入れておきました。
というお話がひとつ。
赦しましょう。でももうひとつは、止めておいた方が……。
そうかね?あれだけ作者によって醜悪に描かれているコッペリウスさんを不憫に思いませんか?こんな描写は悪意です。フィクションだから名誉の問題では無いが。
なぜコッペリウスの味方をするのです?
ホフマンがおかしいからです。かつ、飼主は砂男であるから。愚昧主義者による自己防衛が彼の恐怖と作品のテーマになっているのも甚だしく常軌を逸しているだろうが。神経症のフィルタというのは世界を歪にするのだ。
始まった(もう知りませんよ)。
物質の重さと安逸に沈む者は、よく啓明と自律を恐れるものである。中勘助の『銀の匙』など読むとよく幼い頃の安逸を覚えていて、ホフマンのような神経症的恐怖を尋常小学校入学時の上級生に対して示していたりする。要はこういうことなのだ。
幻想と迷妄から引っ張り出そうとする者に悪意を持つ未熟な輩が存在する。
砂男の仕事とは?
夢を通して、孤独を癒し、子供達に向かい、彼らを未熟さを原因とする呪いから解放することだ。
MR. SANDMAN ANIMATION WITH LYRICS
これ聴いてください。こんなに切実で可愛らしく、強い気持ちで真っ直ぐな心を訴える者を見て動かない者があるかね?元は男女が逆転していた歌なんですけどね。
あらゆる砂男は彼らの願いを聞き届けるために存在する。誰からも理解されない、疎外された幼い魂を救うため砂男は持てる全ての能力を用いるのである。
ええ?
やってますよ飼主は。作品と教育を通してですが。
ちなみにですが
"The Japanese Sandman" (Nora Bayes, 1920)
世界最高能力の砂男は、日本に存在する。最高能力ともなりますと、夢換えだけではなくて、過去の時間をも取り替えることができるのです。1920年前後には大阪で古物商やってたらしい。実在を確認されていたのだ。すごない?
で100年前にいた、大阪の砂男てだれやねん。
ウルタールのうる: 巻二十四 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや