飼主の居所にお出ましになられる方に対してクルシャ君が挨拶に出たり、尻尾を上げて美しく歩いて見せたりすることがあります。彼も猫なので、警戒心はあるらしいけれども猫不足に陥っている方の様子をも察するのです。
そうして、乾いた猫不足の心に猫を供給して流動性を維持します。価格と通貨の関係に似てますね。いや、言い方がそうなってるだけで全然関係ないですよ。
猫需要とは何かについて悩むクルシャ君。
この日、深刻な猫不足だった訪問者に対して、いろいろと供給してくれたようで、クルシャ君もいい仕事できました。虫叩き以外で。
猫の国に於いて、猫の流動性維持は重要な課題であるとするならば猫銀行が無ければならないという話になりますよね?
首を振るクルシャ君。
なんですかね、猫銀行とは。飼主も言っててよく解りません。
ウルタールのうる: 巻二十三 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや