実は昨年末から早咲きの梅が咲いていたらしいね。早咲きとなると、梅も年末から咲くのですね。こういうことも情報更新しておきたい。
早春の陽が気持ちいいので、キャットタワーで好きなような形になっているクルシャ君です。情報更新せずに居ると、最新のことを覚えたつもりでも間違いになるので気をつけたい。稀に今でも世界最古の陶器は日本にあるとかいや中国で発見された、などという話がありますが、どこから更新出来ていないのかよく解らない。1925年から明確であるというのに。
それは、モラヴィアのドルニ・ヴェストニチェのウェヌスである。発掘された1925年から変わってませんよ。約2万7千年前くらいの遺物ね。ふたつまえの大プラトン年の頃に製作されてますよ、と。
何をどう隠しても、この事実は変わりませんよ、と。新たな遺物が出るならば、最古の陶器の年代は更に遡ることでしょう。
以前飼主が「古代の七不思議」について90年代終わりくらいに記事を書いたら、ただ一人のクレーマーが出版社にしつこくしつこく抗議してきて、七つの中のひとつが違う、と。そのように主張されるのだけれども、ディオドロスでもアンティパトロスでもなく、フィロンに依拠しております、出典はこれでございますと書いてありますから参照して下さいねと何度言っても聞かない。なんでも、十年以上前にマスコミで紹介してたのが本物で、それ以外は違うと頑なに信じて疑わない御仁であったようだ。
こうなると、あやしようがない。テレビだかの権威が言うのだからおまえの方が違っているに決まってる、とこうなる。謝れ訂正しろ誤りを認めろ、謝罪しろ、書き換えろという要求が三回くらいあって、その度に資料と周辺の教養環境をお知らせ申し上げ、古代ではフィロンがメジャーだったんすよ、と。あれ分かって頂けただろうかな?
OK. Boomer.
「先達はあらまほしきものなり」と『徒然草』に書いてあるが、こういうのも思い込みが強すぎてはいけない。先達に依拠しながら、先ずはちょっと自分で自分が思い込んでることくらい、疑ってみなさいよ、と。飼主なんか簡単に非を認めちゃうからね。
陽に当たりすぎて、乾物みたいになっているクルシャ君でも飼主の話は耳を傾けながら、聞いているようです。
ウルタールのうる : 巻二 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや