前回の記事で、神泉苑の近くのあわわの辻が不潔だったから晴明も逃げ走ったと書きましたが、定家の『明月記』に依れば、このへんの湿地帯は蛇だらけでもあったようだから夜中に蛇にでも遭うならば、あわわとなるであろうと思いますわ。
神泉苑に於いて主上が猟をなさるというので、野猪を放たれたが、これらが土を掘り返し、辺りの蛇を食らうので、龍神が不興に思し召されて旱魃が起きているのではなかろうか云々と、住吉詣の時に定家がなかなか正直で不敬な感想を語っているのである。
その住吉も、飼主の家の近くに御座いますけれども、境内には定家ではなくて人丸が祀られているのを見るに於いては、そぞろにもゆくりなく、もののあはれを禁じ得ない。
このように中世や古代の人々は、そもそもが思考の仕方が今と異なるので、こちらもシフトして読まなければならないのですクルシャ君。
ところで、フードを小鳥のように摘まんで食べる癖はなかなか治りませんね。
一粒摘まんで、欠片を放り出したり、片手で取り出して遊んだりするものだから、フードが散らかってしまいます。
陽を浴びるキャットタワー
寒波が襲来中でありますが、せめて陽の暖かさをクルシャ君の様子と一緒にお届けしたい。
次回、彼の餌台周辺にプレゼントを追加しようと思ってます。
水のソーテール 1: 洗礼の天人 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや