もえすぐ夏毛になるはずのクルシャ君ですが相変わらずふわふわしております。
睡蓮は葉を何枚も出しながら、代謝を続けています。睡蓮や蓮の詩的な象徴的連関性なんてものを、随分前に沢山書いたような気がしますが、記録してもいないし保存もしておりませんから何を書いたか覚えていないのですけれども、通った道は変わらないので何時でもほぼ同じ領域に到達できると思います。
あまり、特定の物に集中しているとクルシャ君も察知するようです。
細かいことによく気がつく賢い子です。
憂鬱になりましたね。
そうです、それは鬱な世界なのです。
あんまり共感していると、クルシャ君は部屋の奥にある睡蓮鉢を意識しすぎて、敵意を持ちそうになってきたので他の作業に移ります。
飼い主の心を読んで、物陰から睨むのはやめてください。
螢火白楊 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや