クルシャ君、以前は植物に容赦なかったのですが最近は自分が一番なによりも大切にされていることを疑わなくなってきたので、飼主が丁寧に接しているモノに対して以前のように苛烈な態度を示さなくなりました。
おかげで、家に花を飾ることもできるようになったのです。
あるいは工作物を飾ることだってできる。
ただし、転がしておもちゃになりやすい代物を彼の見える場所に置くのは今でも厳禁です。
たまにそれらが消えてしまって、玄関の靴の中から見つかったりする。
五月の祭用に、芍薬を一輪挿しにしました。
締まった堅い蕾の状態で購入してきたところ四日ほどで開花しましたよ。
一輪だけでもなかなか豪華なものであるな。
この状態を維持しながら、芍薬は一度もクルシャ君に虐められること無く、飼主を楽しませてくれました。
不可思議立体 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや