犬と違って、猫は人が指導者になる必要は無いのです。ひたすら、愛情を注いで共に居るヒトが信頼に値する友以上の家族だということを示し続けるだけで成長し、賢くなっていきます。
しかし
生来の質の大半が生涯を通じて変わらなかったりするので、出会ったときに過剰な怖がりや暴力癖、陰猫の傾向が強いならば、こちらが覚悟するか共に暮らす未来を諦めるという選択もしなければならないのです。
クルシャ君は可塑性が比較的高い方だったんではないかと今振り返ると思えます。
良いところを現実化させることに成功したのかもしれない。
おかげで、愛されている猫と残念ながらそうではない猫との違いも、彼らの表情から分かるようになりました。
お世話している方も、学んでいくようなのです。
環境はクルシャ君を中心に全て設定したんだけれども、満足できているかどうかまではまだ理解できないから、この後もまだ学びを進めていきたいと思っておりますよ。
水のソーテール4: 酒神の血 サンギス・バッキウス (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや