穏やかに眠れる秋。クルシャ君も獲物を探し回ったり熱暑から逃げて物陰に潜り込んで逼塞しなくてもよくなりましたね。
毛が伸びていく冬の手前、最も毛量も毛長も少ないクルシャ君を下から撮影。
小頭で剽悍。
たぶん強いやつ。
こうして、日々同じような内容を上げること、それ自体を目的にして実現しておりますよ。
一日千秋な感じですか?秋だけに。
クルシャ君、それ小学生が良く間違えるやつだ。飼主の言っているのは、千年一日だよ。
待ちかねている間に、ああでもないこうでもないと、苛立ったり話を作っては忘れたりしている経緯が千年ほどあるという小人の喩えだ。スナイパーなんかは、対象を狙う角度を決めたら、三日ほど動かないが、その間対象との一日千秋を楽しむための設定を予め持っていて、そのへんの曲がりくねった執着を解いたり結んだりして、引き金を引く一瞬を捕らえるらしいよ。
猫と同じじゃないですか。
狩の心得なんだろうけど、狩人の内面を暴くと、反社会的な感じになるんだよね。
鼻に皺を寄せながら、爪の手入れを始める。
そういえば、随分前に恋に狂った老人が恋敵に煽られたか何かでこのブログに突撃してきて、おまえは俺の恋敵の仲間だろうみたいな難癖を書いて去ったことがありましたけれども、ブログを貶める表現が「いつ見ても同じような内容ですね」といった文句でありましたよ。
小人の焦燥を写すために飼主はブログをやっていないのです。千年一日の夢という幸せを実現する拠り所として、君とこうして語っているわけだよ。
ポリュドロス (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや