今夜もクルシャ君は寛ぎながら横になっています。
今年の春はなぜかとてつもなく長いような気がするんだよ、クルシャ君。
横になって顔を上げたままでいると、エプロンに顔が埋もれてしまいます。
顔が小さいからか分かりませんが、立派な付け襟を巻いた16世紀から17世紀あたりの貴族みたいですね。
クルシャ君が好きな信長も巻いたかもしれない、あれです。
手術後の君らが付けられることもある、エリザベスカラーですね。
張り扇をつなぎ回したやつじゃないぞ。
同じ名前だけど、着ける目的は違う
あれ、前足に力が入ってますか。え、面白くないから殴ろうとしてますか?
やだなあ、怒らない怒らない。
茶化しているわけじゃない。
首を伸ばして顎を引くと、立派に見えますというお話です。
ところで、もう時鳥が鳴いている。夏になりますね。
ウルタールのうる: 巻十五 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや