なんでも公言して実践して、逆風の中で準備しているといつのまにか順風になって、実は当方が先頭になっていたなんてこと、信じますかクルシャ君。
割といつもの飼主ですよね。
うん。いつもは自分で達成確認したら、すぐ興味なくして次の風を探すようなことばかりやってきたんだが、今回はちょっと大きめの風だから、このままゆるゆると乗っていくことにしますよ。要するに、ESGに賭けてみようと思うってことなんですけどね。
ESGとは何ですか?
環境 Environment社会 Social 統治 Governance
の頭文字を並べたやつなんですけどね。ここにきて関連付けられている投資の伸びが、もの凄いことになっている(2月初頭現在)。数年前から社会インフラの一部をETF化しておいて、成長評基準と公債の利率の割り当てを変更して投資家に分配する仕組みなんてものを作りだし、資本によって市場を通じながら社会を改良しようなんていう試みは続いていた。
シカゴで、刑務所管理のETFがあった。受刑者の再犯率が下がると、出資者への配当が増えるとか言う飛び抜けたアイディアだな。
伯夷叔斉が金持ちになる時代が来たのですね。
要はそういうことだね。AIの活用やナッシュ均衡の応用も効いてるんだろう。
資本主義の弱点は、定期的に金融危機を引き起こし、インフレやデフレを戦争で解消するといった、カネを命で買い戻すなんていう野卑な手段を断行しなければならなかったところだ。安定維持のために、無理無体なイデオロギーを押し通すのも社会不安から戦争に至らないように過剰に警戒する枠組みのせいだったわけだけれども、もしかすると人類はついに資本主義を飼い慣らす技術を達成したのかも知れない。
松の翆をイメージした香。
今年の正月用に買いました。随分長持ちします。
名物裂の上に乗せた小さな線香立てを使って玄関を浄めるのに用います。
クルシャ君は、この香炉にだけは手を出さないのです。いつもなら、何でも落とすんですが。
一文無しでも義があれば死なない世界になるといいですね。実は、もう実現しています。
インドに無一物のサドゥーがいるのですが、彼の周囲に巨大救済システムができている。
まあ、インドの場合、ESGじゃないと思いますけど。
しかし、変更された風向きの流れに従って成長しているのは間違いない。
金の無いことが罪になったり、金の無いことで死ぬようであってはならない。金が不義と結びついてはならない。
Amazonのベゾスは環境投資に約一兆円投資すると発表。
生きるためと言い訳をしながら不義に加担するならば、猫も彼らを相手に戦わなければならないのです。
ESG、E・S・G、猫の投資はイーエスジー
この際だから、地球を猫の星にしてみよう。
ウルタールのうる: 巻三十一 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや