リビングに居ると、クルシャ君が寄ってきて、
わざわざ本棚の上からこちらを挑発することがあります。
少しでも高い場所の方が有利という陸上戦闘の基本を
クルシャ君もよく分かっているみたいですね。
マケドニアのアレクサンドロス三世も、今のアフガニスタン
のあたりで、スピタメネスの部隊によって常に高地を取られて
散々苦労してましたね。
見てないけど、ものの本にそう書いてある。
クルシャ君が挑発するので見つめ返すと、他所を向きます。
でも、彼としては「この高所を私から取り返してみなさい」という
気持ちらしい。
仕方ないので、指だけで攻めてみました。
本棚の上で遊ぶ猫
全力で反撃、かつ、掌もために舐めながらこの予め
定められた勝利を楽しみます。
ヒトが勝てない勝負を設定しておいて、挑むのが好きなタイプの猫です。
勝利の味を掌から感じる。
なんか美味しいんだろうな。
ウルタールのうる: 巻三十 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや