令和の大嘗祭、そろそろですね。
以前書いたかも知れませんが、文化庁の「宗教統計調査」によりますと、宗教を信じる/信じないの割合は3対7
で安定しつつも
宗教心は大切だと思いますか?という問いに対しては
半数以上が常に「大切」だと答えるのがわが国民であります。
神社の法人総数は平成28(2016)年に81000余りで漸減しておりますが
明治36(1903)年には190000以上、20万近くあったようですね。
あくまで、法人数なので、実際の神社の数ではありません。
神社の数となれば、平成の初期には14万4000ほどあったのが、平成の終わりには
7万を割っているように聞いております。一時代で半減。
国の形が変容していくとき、祠や聖域も整理されていくのです。
合祀令についての記録を調べれば分かる通りでして、明治末期の合祀に
於いては、三重県だけで七割の神社が廃止され20万社ほどあったのが半分
以下になっています。
神社といいますのは記録の保管所のようなところもございまして、歴史や
古伝、来歴、史料も、神社の失われるときに滅んでしまう。
夜歩いて、夏に咲くジャスミンに出会うならば、香りでそれと
分かるものです。
この花も、同じ場所で去年会ったことを覚えているし
なんだか、いつの間にか緑地帯に木槿が咲いているのに気付いたりする。
意識は50年ほどあまり変化が無いのに、確かめに現地へ行くと
何も無くて、太陽電池畑になっていたり、駐車場だったりすることが
続くと、いずれ記憶の中身さえ書き換えられていることに気付けなくなる
かもしれませんね。
都鳥の話するのを忘れてました。
夜中にユリカモメが鳴いて飛んでます。
夏の終わりくらいに営巣するんですかね。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや