和風キーマカレーうどん、頂いて参りました。
この場所、実は去年開店当時あたりにすぐチェックしていて
例によって「まあ、いつでも食べられるから、今はいいや」と
思っておりましたら、いつこの店の前を通っても満員、そして行列。
一年経って、それも夕立が来そうな客足の疎となった隙に、
偶然空席があるのを発見して飛び込んだ次第であります。
かなり有名店になっています。
あー大変だった。
こちらで1100円。
カレーには、スパイスも奢っておりまして、今や
10年前の数倍の価となったカルダモンが、それと
分かる程に用いられています。
クローブの香り立つカレーとか、クミンの効いたカレー
はよくあるのですけれども、カルダモンが生きている
カレーは珍しい。
価値ある値段は、全国から行列を作るほど客を呼ぶわけです。
実際の所、戸外に漂う香りだけで立ち寄りたくなる店。
飼主が席を得てほっとしていると、たちまち外に客が
並びだして、すぐに店内満席となりました。
こういう一瞬もあるのですね。
食べられて良かった。
カレーよりも飼主的には、手打ちのうどんの方が
印象に残りました。カレーはなんとかすれば飼主でも
再現できそうですが、うどんの方は無理でございます。
常連と言うより、客のほぼ全員が観光客のようです。
四条から一本入ったあたりも観光地化してますよ、なんて話
今年に入ってからしてると思います。
通り一本、あるいは二本、メインの通りから奥へと開発されて
観光客の流れが出来るまでの過程を知ることが出来ました。
世界有数の観光地でも、メインストリートから筋違い
に観光客が流れるようになるまでに5年くらいかかりますね。
価値を創造して市場に定着させることが如何に困難か。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや