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Channel: クルシャの天地
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克命

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黒ジャガー。
市営動物園に行って来た写真です。


当ブログをご覧になっている皆様の、非常に高い
リテラシーを飼主はよくよく存じ上げております。







これ、トラね。


当ブログを関心を持ってお読み続けて下さる方々に見られる
特別な炯眼。

その深読みの鋭さは、天下の枢となるほどの強さと芯の強さ
を伴っていて、侮ることなど思いもよらないほどの、驚異的
な透徹力、漲った直観力を飼主も実はすこしばかり共有して
いるところでございます故に、益々頭を垂れるものであります。







この日は、昨年来園したという新米のリンクス「ロキ」君に会いに
行ったんすけどね。影さえも見られませんでしたよ。
また行きます。体調や時間帯で、出会えないときもあります。

生リンクス見たいなあ、生リンクス。


この「ロキ」だけど、確実にあの「ロキ」なんですよね。
パリ市からの寄贈なんだけれども、含むものでもあるのかね。











八画九重塔蹟。東寺の五重塔より高かったとか。




同じ事をその生において繰り返し、かつここを限界として生のうちで自ら
の超克を達成し得ないならば、比喩的には輪廻を越えていないことになる。
運命とはそのようにして主体を何度も試し、自らの望む星から遠ざけてしまう。

しかし、それが事故であろうとも、悲嘆を決して許さないと自らに刻み込んだ
主体は、限界も時間の制限も超えていくことができるし、できなければならない。

なんとなれば、それこそが、存在の価値であるからだ。









真冬なんで、動物たちも寒そうです。




皆様のこうした関心が、先般のクルシャ君失踪事件に関して、集中的に
問題化されていたのを、飼主は知っています。

「飼主はウルタ君を7年目を前にして失ったように、クルシャ君を7年目越えた
直後に失ってしまうのだろうか」

「この閉ざされた殻をいかに脱出しようとしても、所詮諦めるしか無いのか」











人類が月面に到達して今年で半世紀になります。
月下の世界、とはプラトン主義における物質至上主義の頽落した
不自由な状態のことなわけですけれども、すでに半世紀前に我々は
その境目に到達している。

同じく、命に打ちのめされて、同じ悲嘆を何度も繰り返す生を、あらゆる
主体は、自らの意志力と能力で断固として拒否することが出来る。










クルシャ君を捜索していた間の、
当ブログの閲覧ページを上位から調べることが出来ます。

先ほど、履歴を拝見して、当ブログ読者の皆様の、こうした問題への関心
が高かったことを改めて理解いたしました。

ウルタ君が帰天した際の記事や、クルシャ君の存在についての記事が
選ばれて読まれていたのです。

故に、関心ある尊い皆様への見守りへの御返礼といたしまして、
謹んで、本記事をご提示申し上げます。







レムールのひなたぼっこ。


克命の現場は議場かもしれないし、調印式かもしれない。
飼主は、雪降る明け方の路上でありました。





ウルタールのうる総集編: 4 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや

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