飼主の座椅子の脇で遊ぶクルシャ君。
この頃は、子猫時代から得意だった潜り技と
遊びを、彼なりに組み合わせて
布を被りながら遊ぶ
技を開発なさいました。
いつも遊んでいる近くにある座椅子には、いい感じの
布が掛けられています。この手の布は実際被ってみれば
分かりますが、穴なんか開けなくても、内側より外が
明るいならば、遮光性なんかないので、よく外側が
見えるのです。
隠れながら遊ぶ猫
動画にしました。
御覧の通り、偶然布を被ってしまって、そのまま遊びに
熱中しているわけではなくて、被りながら遊ぶことを
楽しんでいるクルシャ君の様子が分かるでしょう。
一度外れた布を、自分でまた被ってますからね。
おばけのふりするのに、シーツを被る。
いわゆる、ゴースト的なやつですが。
A GHOST STORYという映画が、やがて
日本公開となるようです。
こいつの起源は余程古くて、ローマ時代に遡ります。
死者は埋葬前に、晒していない布に全身を包まれる習俗がありまして、
当時の説話なんかに、殺害された死者の前で魔術師が命じると、死者
が布を被ったまま起き上がって、犯人を指さすなんていう類話がいくつか
あるわけです。
クルシャ君が布をひきかぶっていると、顔の形がよく分かります。
遊びのためなら、おばけのふりだってする。
おそらく、自分は外から見えてないと思ってる。
そんな他愛ない猫の心が愛しくて仕方ないですね。
環境を利用してるんだろうか、まさか道具の使用にあたるんだろうか
などとは考えずに、ここは布被りながら、得意になってはしゃいでいる
クルシャ君の様子をお楽しみ下さい。
今度やったら、クルシャ君見えないのに手が出てきてる、などと
反応すべきだろうか。
やったら、ひかれるんだろうな。
ウルタールのうる: 巻二十六 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや