『ウルタールのうる』第九巻が出版されました。
第八巻と第九巻では、作中で描写される「斑猫作戦」が構想上不可能
ではなかろうかという疑念を作者が抱いたため、作戦図を新たに描き
起こし、各部隊の移動経路と時間経過と新兵器投入時点などを検討した
結果、どうも成立していたらしいということが解りましたので、
是非作戦図を参考にしながらお読み頂きたいということで、楽しんで
頂く助けにもなろうかと、追加図表として掲載してあります。
本ガイドが読者の皆様方にとって幾分かの助力となれば幸いでございます。
表紙
セツヨ。アメリカンショートヘア、ブラウン。第四十四回鎮西軍に准将位で
参加。砲兵運用の専門家。自らは精密砲撃の技量を向上させることに専念し
つつ、常に皮肉な発言で真を突く。セツヨの皮肉は自身への厳しさから来る
ものであって、他者を卑下するものではない。ウルタが険塞台地の決戦の
概要を示し、その名を「猫道反転作戦」としたとき、命名センスが無いと指摘
し、「斑猫作戦」へと名称を変更させた。
精密射撃に用いる為、自らの身長に斉しい長さのスコープを持ち運んでいる。
後にリンクスのネツァクと友誼を結び、陣中で語り合う仲となる。
第九巻のあらすじ
「斑猫作戦」で鎮西軍はリンクス軍と正面衝突を避けつつ、確実に敵戦力
を奪っていく。ナタンは幾度もウルタの策に陥りながらも、自軍を立て直し
反撃を試みる。そのとき「嘯虎」第三弾がマウクシ険塞を無力化。
機を見て険塞を奪取するナタンは、移動中に最前線に立つウルタを狙撃する。
戦地の後方にはリンクス女王の移動宮殿が迫っていた。鎮西軍の総力を賭けた
「斑猫作戦」の終結。
キャラクターピックアップ
ハクコン
鎮西軍従軍司祭。戦地で高教の儀典が必要とされる際に活躍。
アメリカンボブテイル、シルバースポット。幼い頃、ロウタンに
その精神力の純粋さを見いだされ、猫瞳占の助手として働く。
後に聖職者の養成学校へ進み、司祭となる。
老いて後、白内障となるが手術によって回復、ロウタンの求めに
応じて飼主襲撃事件の主犯をその瞳に映し出して見せた。
ローガールでは、次々に発生した兵舎内部の亡者たちを払うため
奔走する。
事象
「斑猫作戦 作戦図Ⅱ」
第九巻には「斑猫作戦 作戦図Ⅱ」も併載されています。
「斑猫作戦」後半は、心理戦となります。
崖から滝に流された「蛟虎」マモ一区の位置は、この「作戦図Ⅱ」に示されています。
「蛟虎」集結地点となる地下プールの中心に表示してあるSは、Submarine(潜水艦)のSと
staging point(集結地点)のSとなります。
新刊『ウルタールのうる第九巻』
表紙 鬼手セツヨ表紙になる、か。
附 「ウルタール世界の地図」
「斑猫作戦 作戦図Ⅰ」
「斑猫作戦 作戦図Ⅱ」
ダウンロードしてすぐお読みになれます。
次巻発売開始迄には、当ブログ内の該当連載記事が
順次消去されていきます。
ウルタールのうる: 巻九 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
にほんブログ村