ウルタ君。今年もこの日が来ましたよ。
君と別れた鴨川で、この一年のことを思い出した。
ウルタ君は千日回峯行京都市中大回りというのを見たことがなかったろう。
今年、飼主の家の前の天使の宮で毎晩のように深夜に錫杖の音がしたよ。
調べてみると毎日これだけの距離を移動するんだね。
ここから北野まで歩くのでも大事なんだが。
それと、ひとつウルタ君にたずねたいことがある。
夜中にふみふみするクルシャ君を見守るように、白い球が現れて
いるんだが、ひょっとしてあれウルタ君じゃないのか。
おかげで、以前呪文みたいに繰り返していた、ウルタ君とずっと一緒だとか
いう文句を最近は唱えなくなったよ。
ウルタ君の個性と顔は忘れようが無い。
今は鴨川でお話をしているが、いずれスクテュスで会うだろう。
それまでは、こうしてまたいつでも話しにやってくるよ。
にほんブログ村