クルシャ君、撞球は知ってるかな。
ビリヤードっていうらしいんだけど。
あ 知らない。そうですよね。
クルシャ君の後ろの写真立てに見えている
ウルタ君も見たことは無いと思います。
実は、数年前から某所にかなり古くて雰囲気のあるビリヤード場が
ありまして、外見からはどうも人の出入りもないようだし、解体されて
しまって更地になるのだろうか、などとこの数年来寂しく思っていたのです。
その建物は、おそらく戦前あたりに北野から千本周辺に歓楽街が
あった時代の名残かと思われます。と言われても、よく観察しなければ
分からないほど全体の景色が変わってしまっているので、今時分珍しい
建物があるなあと思う程度。
それでも目に留められただけでも注意深い方でしょう。
そのビリヤードというのも、戦前に流行った四つ玉とかいうゲームで
さしあたって赤い玉を使うらしい。それで、件の建物の入口には赤玉の
印が描いてある。
その建物に珍しく人の出入りがあったらしく、窓が開いてました。
こっそり撮影。
取り壊しのために立ち入り調査でもしているのだろうか。
せめて記録に残しておこうと、正面に回りますと、どうやら
今は古物商が管理する建物に変わったようで、近いうち古道具屋に
でもなりそうな感じ。これら豆タイルの洗い場なんかも売り物に
なるんだろうか。
そして
さっそく売り物発見。
3000円、廉いんじゃないの。
言ってることはよく分かりませんが、多分四つ玉のゲーム
に関する洒落た警句かなんかなんでしょう。
いずれにしてもまだしばらく撞球場の建物は残る。
状況は未だ流動的ではあるが。
水のソーテール10: 光の樹 オノズカ (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや