ほんの一週間ばかりの山鉾巡行の期間ですが、
出歩く度に写真を撮っておりました。上は、呉服小物商の
建物。歩昌山の近くで、祭に合わせて売り出しをしておられました。
この時期、売り出しやサービスが溢れるのでありがたい。
こちらは、近くの店で頂いたとっておきの「たかちよ」。
このラベル、見たことありません。
船鉾。
所謂悪霊、御霊集めのアンテナが立っていないのですが、鉾と呼ばれて
おります。おそらく、船の形そのものが御霊の依代となるという信念を
表したものであろう。鉾形ではなくても鉾とされるには、御霊の収束力
に対する魔術的な実測感覚が働いたと推量される。
提灯脇に書いてある「神聖」を撮りました。神聖は、この場合伏見の銘酒。
御酒をあがらぬ神はなし、と言うくらいなので、日本酒は祭につきものでありますよ。
船鉾の周囲を見てみましょう。
スマートボールの屋台がございました。
混雑中の処、盗むようにして撮影。
何か、夢のような一瞬です。
よく撮れた。
ドンドルマの実演販売。美青年のトルコの兄さんが囲まれてました。
そして飼主にとっても、いいことがありました。
祭はこういうことがあるから、出歩いてみたい。
飼主は、白狐さまに出会うことができたのです。
か、かわええ。
なんか無闇にかわええ。
こちら、絵の具に用いる胡粉の老舗なのですが商標が白狐。
しかも宝珠に白狐という至って伝統的な意匠ながら、当時のまま
の白狐さまを使用し続けておられます。今まで地味で知らなかった
のですが、祭に合わせて売り出し中だったので寄ったところ
てぬぐいが売っている。
どう?
もう出会ってしまったら、連れて帰るしか無いでしょう。
やたらテンションあがりますよ。
祇園祭限定カラーのびゃっこてぬぐいを連れて帰りました。
目なんか、短線一本ですよ。
鼻も省略されてる割には、なんかもこもこしてる。
1920年代のイラスト特有の味わいがたまりません。
暮日 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや