今日も一日、クルシャ君の毛とよく戦った。
何にでも張り付いてしまう柔らかいクルシャ君の毛を、洗濯やら掃除やらを
通じて排除して回るのが家事の手間における大半の労力となりますね。
クルシャ君とその労力分戦ってやった方がいい、とクルシャ君は飼主に
思わせたいことであろうが、そうはいかん。
これから暖かく、いや暑くなっていく夜にも、酒がまた旨くなるの
だから有難いですね。
辛口に走らない純米酒。
飼主の専らの好みであります。
いやちょっと待て。
ラベル。
赤目の滝で忍者が修行してたとか、へんなこと書いてある。
写真で見て、初めて分かるこの仕込み。
同じ店で同じものばかり注文することになりますが、数回も
繰り返しますと、内容が変わっていくのでまた飽きずにおなじもの
ばかり注文してしまいます。
このラベルは初めて拝見いたしました。
花のような香り高さ、分離感のない水質。
古剣の刀身に閃く薄蒼い光のような、いい酒です。
そういえば出雲は刀に使う鋼の産地でしたかね。
すぐ近くを歩くと、町家の並びに七件ほど店舗が入った連なりが
あります。
町家から放たれる柔らかい光が春の夜の柔らかさによく合っています。
この道を歩こう、この夏も、秋も。
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