クルシャ君、暖かくなってきたものの、未だにシャツを穿いております。
腹巻きを常に着用していて、暖かくなったからといって脱ぐと風邪をひく、
なんていう事例があります。身体の弱い飼主も幼い頃にそんな経験が
ありました。クルシャ君も服を剥がすと、なんだか寒そうにして居るので
身体の弱い者同士、甚だ同情しつつ寒の戻りのあるうちは、こんな薄物一枚
でも穿かせておこうとしていた時期の写真であります。

でもあまり保護しすぎてもいけないんですよ。
ちゃんと身体を気候に順応させないと。
それ言われるよね。だから腹巻なんか止めろ、ってことなんだが。
しかし、君がそれを言うのですね。

身体さえ維持してれば健康というわけ
でもないのです。ちょっと考えることがあるので寝ます。
主体を維持する根源的力というのは生命力だけではないので、その概念を並べると(並べたことはないが)
たいへんなことになるはずだが、生命についてだけ言うとケレーニイ先生の、ビオスとゾーエーの
対比みたいなことになろう。二項を挙げて対比するのは最も簡潔で説得力が出るので多用されるんだ
けども、これやると虚偽意識化しやすいから注意しないといけないんですよ。
どんな種も越えて生命が自己表現していく集合的なゾーエーというのは、実はビオスにとっては毒
みたいなもんだね。ゾーエーの部分的否定こそがビオスのトポス的根拠となる。
とすれば、クルシャ君がビオスの点で充実して個性的であるのは、身体が弱いからだと言える。
このゾーエーとビオスの配分を決定する主体、これこそがクルシャ君の意志なわけだ。

正体無く寝てますが、猫だってヒトみたいに寝ている時によく考えるのです。

起きました。そして謎は解けました。
え?

ちゅーる またたび おもちゃ いらいら
毛繕いしながら寝ていて掴んだ直観を整理するのですね。

飼主、逮捕です。ちゅーる以下の補給が足りない
原因は飼主なのですから。

いい仕事しました。猫警察も悪くないですね。
これ、容疑者が毎回必ず飼主になるパターンですよね。


