クルシャ君がやってきてから、一年とすこし。
とても弱かった子が、どこへ出しても恥ずかしくない暴君に
なりました。
ディオニシウス二世とかヘリオガバルスとかですね。
ウルタ君も暴君には違いなかったのですが、節制のある暴君
でした。野獣に戻るのは年に二回くらいで、飼主を殺しかけた
のも全部で二回くらいしかありません。
クルシャ君は、ほぼ毎日破壊活動を続け、毎日噛みたいだけ飼主を
噛みにきます。
噛まれることはなんともないのですが、最近来客を避けるようになり
ました。押し入れの奥に閉じこもって、何時間も出てこないのです。
来客にも慣れるようになってもらいたい。
ところで、やりたい放題のそんなクルシャ君ですが、余裕が出てきた
のか、このところ飼主のことを心配できるようになったようです。
撮影者がテーブルに向こう脛打ち付けたのを心配する猫
優雅に自分のベッドで伸びているところを撮影中に、飼主は髄を
テーブルの角にぶつけてしまいます。その瞬間、クルシャ君は驚いて
動きますが、すぐにこちらを見て「大丈夫?」といった顔つきで
見つめています。
再生してみて、はじめてこんな顔していたのだと解りました。
なんだ、心配できるじゃないかクルシャ君。
多少は、中身も成長していたみたいです。
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