異界都市京都。
猫と異界の好きな人なら、キャッスルタウンか京都に集まるというのは
この際言うまでも無い話であります。
名前は知っておりましたが、それこそ偶然のように異界のひずみが溜まったような
一画に、その店を発見致しました。実在したのですね。
スペースネコ穴
こわい。こわいよクルシャ君。
杖を授けましょうか
え なんですか?
周囲が歪んで、遠くのなにかや昔の何かが手近に見えるようです。
しかもよく分からない声まで聞こえる。
飼主の気配はしますが、姿が見えませんね
クルシャ君、ここだ。見えないのか。
杖要らないのですね
むしろ薬か何かが必要です。あ、返事してしまった。
猫と異界が重なっているその場所は、大通りから一本だけ入った区画の角に
あります。その近傍だけ、特別な雰囲気があります。
単に何か別のリアリティに沈潜できる空気が残っている、などという
生やさしいものではなくて、人為的に歪まされているのではなかろうかと疑います。
こことか、なんだろう。
あ また飼主の気配がしました
あの妙な角度から漏れている光がそうですね
どうなっているのか教えてくれ、クルシャ君
水のソーテール2: 歌うメムノン (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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