やや警戒気味のランス君。
彼は話しかけられると落ち着くようなので、とりとめのないことを
話して穏やかに過ごして貰うことがよくあります。
この日の翌日、盂蘭盆を過ぎたあたりの残暑厳しい頃、飼主は外で夏らしく
涼しく過ごせる場所はないものかといった話をしてました。
木陰があって水場の近くで、よく風の通る場所で冷えた茶でも飲んで過ごす
のがやっぱり気持ちいいよね、ランス君。
問題は冷えた茶なんてものを確実に手に入れることだが、偶然見つけられると
幸せだったりするね。まあ、そのあてもないのだけれども。などといった話をした
翌日。
冷えた茶を発見。
知恩院のお茶、しか入ってない自動販売機。
あるものですね、
そして、お茶を購入。
飼主は別の飲み物を手に入れて撮影。
座る場所もありましたので、一休みして涼しい時間を過ごすことが出来ました。
見たことが無いほど規模の大きな覆堂に囲われて修復されている知恩院の御影堂。
駐機場にあるハンガーくらいの規模があります。
この覆堂が外れた頃、またやって来よう。
そして水場。
浄土式庭園の池には必ず植えられている蓮が涼しげであります。
稟質を喩えて泥中の蓮。
譬(たとえ)頸刎ねらるるとも、己の為(す)まじきことを為さず、温和慈愛にして
物のあはれに通じ人に情けをかくるべし、という子供の頃聞いた『出水兵児修養掟』
なんていうのを想い出したりします。
上に阿らず下を侮らず、兵児の掟を守っていると生きづらいこと限りない。
蓮の葉に遊ぶ露のような涼しさを思うには良い場所です。
水のソーテール9: 神の背面アフライム (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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