アリアンとランス君と遊んだ帰りに、近くを探索です。
京都市内は、大きな通りから一本入るだけで、街が変わって見えます。
意識的にいつも使っている通りから一本ずれることにしています。
それまで見えなかった道を新たに発見して、通ってみるということも
あるのです。上の写真は新しくできたベーグル屋さん。
市内全域が観光地みたいなものなので、一本入った通りにでも
観光客向けのような店があります。しかも、地元の需要もある。
細い通りにある民家の玄関先に、こんなプレートが。
ぴかぴかです。そうか、この10年くらいで指定されたわけですね。
確か、この手の建築物に指定されると増改築に許可が必要になるんですよね。
このあたりは、西陣と呼ばれている地域です。
学校ではないのに、子供たちの声が聞こえる建物。
子供のための福祉施設みたいです。
今回は、継続中のシリーズに属さない単なる街歩きの記事です。
西陣という個性のある街なので、夢に出てくる輪郭も個性も果てが無いようなあの
雰囲気とは違うんですよね。それで、シリーズには入れませんでした。厳格なので
すよ、そのへんの判定は。
子供たちといえば、地蔵堂。
すっかりお馴染みになりました。
どこでも大切にされている地蔵尊を拝見すると、安心しますよね。
連子格子は表から見ても美しいし、済む側にとっても実用性があるのです。
外からは何も見えていませんが、中からはほぼ丸見えですよ。
観光で以て奈良町や京都市内あたりの連子格子の街並みを見ても、あまり格子に
顔を近づけない方がいいかもしれません。
街並みの面した道の表情ってありますよね。
全国的にいい表情をした道というのがまだたくさんあると思いますね。
ここで注意して見ておきたいのは、軒の真下の植木鉢群。
ほとんど意識されずに、注意を向けられることなく過ぎてしまいそうですが
見事な緑のラインを形成しております。
植木鉢のない、統一された軒のラインのモデルはこちら。
こういう美しいラインを発見できると、ちょっとばかり嬉しくなりますね。
そうすると、他のラインも積極的に探したくなります。
なかなか見つからないライン。それは大抵、上を向いた時に見つかる。
看板に「すたじお」ってありますね。
実はモデルがこのスタジオの玄関から出てきていたところだったので、
カメラを地上に向けるのが躊躇われたわけであります。
西陣あたりだと、まだ軒と瓦の綺麗なラインが残っています。
薄い鴇色の壁に、丸窓、格子。
隣家との堺に貼られた壁のトタン。
京都、西陣らしい雰囲気ありますよね。
しかし、西陣のシンボルであったある特徴は、ほとんど失われてしまった
ようです。数年前まではまだあったらしいのですが、飼主も滅多に出会わなく
なりました。それは「機織りの音」。
こんな静かな昼間に表を行くと、機織りの音があちこちからしたそうです。
たしか、町の音だけを集めたラジオ番組か何かで西陣の機織りの音の回が
ありましたね。それも昔のことになりそうです。
例によって、消火器のケースに残っている古い町名。
現在の町名と違う場合もありますが、こちらは合ってると思います。
空き地になった駐車場が面白いのは、土地利用の過去が、抜けた空き地と
なったことによって、逆照されるからです。四面の利用状況が分かると、ここに
何があったか空白であることによって、自然に類推できるようになる。空き地
続きだと分からなくなりますけどね。
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