眷属。仏教では、天部とか一括して諸尊とか呼ばれているグループです。

近くの美術館で特別展があったので、観て参りました。
アオリというか、キャッチコピーが「おれたちも、いるぜ」。メインキャラじゃないと、自ら主張する感じ。
ドラマ冒頭で存在だけにおわせておいて、主人公が危機に陥った後半部分のピークで突然現れて助ける役目の都合が良い味方、がよく言う台詞ですね。

ドラマの喩えを引っ張るならば、眷属とはサブキャラでさえない、味方の末端構成員ということですね。ということは、即ち戦に於ける前線の兵士や部隊長ということです。

ということは、説話の上では、眷属達が現場でどのように働いたかという描写があるわけで、下手をすると鮮やかな眷属達の戦功というものが主人公より格好良く見えたりするわけです。

『三国志演義』で、劉備がそんなに人気ないのと同じですよ。

憧れていたいろんな眷属たちを直に拝見した満足感を、立ち寄ったカフェで反芻して帰りました。

明鹿 人丸うるたや