旧暦盂蘭盆会の中日です。世間的には夏祭りも落ち着いた頃でしょうか。京都市では五山送り火を見ますと、夏も過ぎていくのを実感できるようになります。
聞こえたぞ、笑ったな。誰だ、今笑ったのは。
うう。
夏祭りと申しますと、正に盛夏とも呼ぶべき時期に祇園祭があります。地方によって盛夏となる期間が違うと思いますけれども、京都市に限っては丁度先月の半ば辺りが特段夏の厳しい期間となります。急に暑くなるから厳しさを増して感じるのかもしれませんね。
悪事でも中半端にやると失敗するんだよ。highwayman やるんだったら、道を確り塞がないと、逆に獲物から追い詰められてしまうぞ。木乃伊盗りと同じだよ。
はっ。
そんなわけで、夏祭りの夏と申しましても細かく分かれて居りましていよいよ夏も押し迫って参りますと、地蔵盆という行事がございます。
にゃーちゃんにゃーちゃん、どこかな?それはにゃーちゃんじゃないよ。
ううう。
そして夏から秋になる頃、北野あたりで、ずいき祭が行われて牛車がゆるゆると進むのを見ながら、その夏を送るというわけであります。
同じ豆でも、君はエンドウ豆しか知らないよ。もっと豆知りたい?じゃ大豆からだね。
とこのように人の心でさえ簡単に読めるというのに、猫の心が読めない筈が無いのですよ。もう一つ先に進んで、心を伝えこむ事が出来ると、通信的な革命が起こせますな。
随猫興説五 上 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや