クルシャ君も風や雨音を室内からでも知れるので、外の様子とりわけ天気などはよく判っていると思います。
写真は昼間の午後ですが、三月末あたりに春の嵐がありました。テンペストですかね。
すこし丸くなった自分の影を見つめるクルシャ君。
日射しがほどよい午後、陣風が空をかき混ぜて雲が走り、驟雨が到来したかと思えばまた止み、明るくなった空の下を、廊下に水を流したような道を急いでおりますと、今度は寒風が来る。
そうすると案の定夕方になって、雨が雪となり、小一時間も吹雪に遭う、といった迷惑な嵐に飼主も春を感じました。
螢火白楊 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや