『琅玕筠庭録 翡二十二』が出版されました。
琅玕筠庭録 翡二十二
明鹿 人丸うるたや
『琅玕筠庭録 翡二十二』には以下の五作品が収録されております。
光琳
靉光
マザッチョ
虎鉄
エミリー・カー
光琳は、琳派の祖とされる光琳ですね。京都国立博物館は光琳に敬意を示して、博物館のゆるキャラに光琳の虎を採用しております。
トラりんだリン
作品に「トラりん」は残念ながら出て参りません。
『琅玕筠庭録 翡二十二』ではいつものようにすべての作品に関して、調査、構成、方針用のメモと、調査によって掘り起こした情報から作品テーマに則ったコラムとを併載しております。
作品執筆時に「トラりん」は存在しなかったので、コラムの話題にしておりません。
靉光は戦前から戦中に青年期を過ごした日本の画家であります。特に有名な作品から喚起されるパトスをテーマとして脚本に仕上げました。
彼の遺した手紙からは、戦後巷間でイメージされたような「反戦画家」ではなかった、ということが分かります。
マザッチョはルネサンス期に初めて、絵画に奥行きを表現したとされる画家です。
エミリー・カーについては、語るべき事が多いカナダの画家。宗教、そして植民者達による先住民族に対するクレンジングという人類史で何度も繰り返されてきた恐ろしい行為、それは現在も続いている事を教え、訴えていた崇高な表現者でありました。
本作に於いても、アムルタート様によるご助力を頂いて出版に至ったことをここに明記し、感謝いたします。
人丸関係の情報は、同アムルタート様が管理されている
明鹿人丸の世界
からご確認下さい。
また新たなプラットホームからの書籍選択もできるようになりました。展開名は「明鹿人丸の世界」で、ホームページと同様です。
うるたや2024年1月の出版はお休みさせていただきます。
琅玕筠庭録 翡二十二
明鹿 人丸うるたや