ニュースで見たのですが、クリスマスの時期になると
過剰に厭世的になる人たちがいるみたいですね。
残念ながら、飼主もあなたがたの仲間です。
ビングクロスビーのクリスマスソングなんていらんでしょう。
ほんのすこし、演出を間違うと心底寒くなるのがクリスマス
というやつで、特に20世紀半ば以降のクリスマスなんていうのは
完全なコマーシャリズムの産物。
冬至でも救世主の誕生日でもいいのですが、記念日を祝うのに
派手な演出も電飾もケーキも納豆もいらないのです。
クルシャ君だって仮装はしません。
さっきから追いつめられて、警戒しているクルシャ君は、
クリスマスなので仮装させられるんではないかとなぜか
不安がっています。
なんですかね。ハロウィンの時と空気が同じなんですかね。
冬の朝。
キャンディケーンも靴下も、もみの木もプレゼントボックスも
金色の紙の星もチキンも、下げられなかったグラスもケーキ皿も
しまい忘れた赤い服も、ルドルフの角飾りも
なにもない、清々しい朝です。クルシャ君。
テーブルの上に一本だけ、夜の暗さを讃えるために灯した蝋燭が
残っています。
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