クルシャ君、飼主は君に伝えないといけないことがある。
大半の記事は雑談みたいなことだが、このブログのテーマはそこにある
んだよ。そして、たまに君が余力のある時を見て、お話をして大事な
ことを伝えるんだよ。
クルシャ君はたまに海外から adrable って言われてますよ。
単にかわいいとかきれいという意味の使い方されてる言葉ですが、元は
「崇拝する」っていう意味もあるんだよね。日本語の感覚にあまりない。
「惚れ込む」っていう感じなのかな。
でもちょっと違う。
猫だけが特別ということもないけど、何度も見直して毎日新しく愛情や尊敬を
更新できるってことが、adrable な君たちを限りなく特別にしてくれるんだよ。
飼主には二年とすこし前まで、ウルタ君がそうだった。
クルシャ君を迎えても、すべての気持ちがウルタ君に向かっていたのをすぐには
直せなかった。このことを正直に告白して、いくらか自分を責めていたことを認める
よ。クルシャ君には悪いことをしたかもしれない。それに、自分でもどうなるか
分からなかった。でも、もちろんクルシャ君はウルタ君ではないし、身代わりでも
ない。一方、飼主はウルタ君とずっと一緒だと決めていたんだよ。だから、彼を
忘れることなんてない。こうした飼主の、ちょっとした分裂がクルシャ君を戸惑わせて
いるとしたら、それは飼主が悪いんだよね。
つまり、整理するとこういうことだよ。
ウルタ君を全力で愛したことを誇りに思う。
ウルタ君とはずっと一緒。
同時に
クルシャ君のことを全力で愛するし、守る。
ということを一貫して整然と行うことは可能なのか?
それは可能らしい。
他では無理かも知れないけれど、愛の論理だとこういう難問を乗り越える
ことができるらしい。らしい、というのは飼主が解決できそうだなと直観して
いるということだよ。こうして、ウルタ君もクルシャ君も敷居の向こうにいる
猫にはならずに、同時に全力で大切にできるようになる。
この思慕感情ってミンネっていうのかな。違うと思うけど。
クルシャ君から現在を奪わずに、同時にウルタ君と現在を生きるわけだから、
2つの宇宙があることになる。でも、その宇宙同士が牽制したり衝突したり
干渉したりすることはない。また、平行的に現在があるのでもない。
愛によってのみ、愛は拡大し、宇宙を新たに創ることが可能なんだよ、クルシャ君。
それは君たちが教えてくれたこと。
君たちのためだけに、新しい領域が確保され、新しい階層が設定される。
これからもずっと、すべてを捨ててクルシャ君に向かいたい。
でも、飼主にはそろそろ残りの時間が無いみたいなんだ。
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