秋が闌けて肌寒くなり始めた頃、何よりあたたかいのが猫暖房ですよね。正確には、部屋を暖めるわけではないので猫懐炉とか猫湯婆とすべきか。
やわらかくて、ふわふわで、肌に近い体温で湿りもあるから理想的です。
川端康成後期の作品で「眠れる美女」という短編があったけれども、幻想でも何でも無く、既に実現されているのです。しかし、猫懐炉のある宿は、いや飼主がそのあたり不詳なだけであるんでしょう。
近くに寄るとフレンドリーな顔してくれるクルシャ君も離れた場所から警戒していると、違う顔をします。
何を警戒しているのか知らないが、猫懐炉になってくれている時の顔ではないと思いますよ。