$ 0 0 街の皆が高みを見るとき、クルシャ君も高みに居ます。間近でこんなのばかり見てしまうとつい。クルシャ君もまた山鉾に差しあげられているかのようです。見做しているに過ぎないのだが。右手で台を抑えるのは、ちょっと不安なのかな。試しに、彼の右手を外してみたら、すぐにまた同じようにタワーの端を押さえるのです。今はこうして安心しているから置いているだけですがやはり、安全装置みたいに使ってますよね手を。21世紀直前の隠秘学-謎 奇現象 方法論 二 (うるたやBOOKS)明鹿 人丸うるたや