夏は狩の季節。
そうです。獲物たちが盛んに活動をしているクルシャ君も仕事をしたいのです。何と言いましても猫盛りなのです。
真夜中に、目を大きく開いて獲物を探していますが、飼主が彼の獲物になるような連中を徹底的に排除しているので探しても出ない。
というべきか、クルシャ君は優しい猫なので、スズメや蜂でさえ仲良しになろうとします。彼にとって獲物とは何であろうか。
おまえです。
やっぱり?ですよね。
この夜、少しばかり時間がありましたので、クルシャ君を挑発したところ、本気で飛びかかられてしまって、仕留められるところでした。
いや、クルシャ君飼主は仕留めない方が良いよ。寸前で止めてくれて良かった。ウルタ君は動脈まで牙を差し込んだから、床が血塗りになったことありますね。飼主の血ですね。
すこしだけ、反省しながらまだ狙ってるようです。クルシャ君くらい弱いと、飼主でも死なずに済むかと思ったら大間違いで、いつでも仕留められてしまうのでした。
参ったな。はっはっは。
ウルタールのうる: 36巻 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや