クルシャ君にも観察されるようになってきました。それはシニア猫に特有の、執着心です。
彼が何に執着するようになるのか予測できませんでしたがどうも、食にえらい執着なさっておるようですな。

こちらは、彼が使っている餌台周辺の掃除終了までを待ち続けているクルシャ君の様子。
餌台をいつもの場所から移動させると、戻るまでこうして原状回復を要求し続けるようになりました。去年まで、全く気にしなかったのですが、体力が減ってくると生命維持に不安でも感じて何かに執着するんですかね。

背後に回ってみました。
このグランオダリスクみたいな美しいS字の脊椎ラインを見せながら、彼が見ているのは自分の餌台がある場所です。

心配そうだね。いつもすぐ戻るじゃないか。
老いが君をそのようにさせてしまうのなら、不憫であるな。

何? 違う?

以前、半日くらい掃除を欠かして置きっぱなしだったことがあるから監督するようにしたのです。
はあはあ。そんなことがあったような、なかったような。

執着心の行動ではなく、飼主の管理強化でしたか。

東寺 真生うるたや