年に一度、市民の慣わしとして茅巻を買い換えないといけませんので、飼主は茅巻買いに出かけましたよ。
今年は前の祭の日程の裡、わずか二日間のみ山鉾保存会で茅巻販売をしているということでしたのものですから、すぐそこに住んでいても入手が困難となりました。昨年はもう少し前から売り出していたように思われましたが。
こちらは函谷鉾のようですが、保存会の売り場には茅巻以外にも手ぬぐいや扇子、などいつも欲しくなる品物に加えて今年は山鉾の印が入ったマスクなんかが並んでましたね。つい買いすぎてしまうわけです。
弁財天社では、七夕の装い。
いつも美しい鶏鉾。
華美になりすぎないところが好きです。
提灯に灯が入る頃くらいから、楽しげになって参ります。祇園囃子が無いのが残念ではありますが、必ずや来年は聞こえることでしょう。
ところで、今年なんですが白楽天山の茅巻を買いましたよ。説明を読むと「八旬の翁にも善行を心がけ為し得ることは難しい」なんて書いてあります。
だから、義を為すなということではなくて、逆ですよ。難しいから生涯義をなせるように、努めなければならないのであります。
螢火白楊 (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや