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Channel: クルシャの天地
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族長、月に遊ぶ

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8月の次の満月は21日だそうです。
大体今時分から、毎年月を見上げるのが楽しみになってきます。









クルシャ君も見上げています。
西側に、すこし色の着いた大きな月がおばけのように出てくる
のを、窓から彼と二人で見るのが楽しいのです。








クルシャ君、今年で月見は二回目ですね。










イベントに合わせて、ベッドカバーも月にしてみました。
背凭(もた)れも、満月のようになっています。











月魄(つきしろ)。
月の話をしているときりがないので止めますが、簡単に言うと天の冥府で
あります。それで、月だけが白く、何か地上の精気を集めて凝ったように
輝いているのを見上げては、その不思議な色を見て「月魄」と呼ぶのです。

魂魄の魄を取って、わざわざ「しろ」と読ませるのは、その光がやはり特別
だからなのです。









花火や七夕はクルシャ君と一緒に見られません。花見も、紅葉狩りも無理。
でも月見だけは一緒です。










寺が集まっている路地あたりを行くと、庭草がもう秋の様子です。
秋の草というと、よく風に揺れるものが多いですよね。
ススキ、桔梗(ききょう)、ハギ、フジバカマ、オミナエシ。

飼主が気に入ってるのが桔梗なんですよね、最近。
秋草らしい細い茎の先にしっかり咲きながら、秋風が目で見えるように
揺れる様子なんか。あの花の色も良いんですよね。ところで、夜の桔梗
はどう見えるのでしょうか。クルシャ君の夢の中では、大抵の花がお菓子
に化けるらしいのですが。







八月の月に凭れて夢に在り
魄きクッキー、桔梗を揺らす  くるしゃ




今回は月が化けたようです。


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