飼い主のところのリビングにも来客があるのでソファー専用のカバーを新調したのです。
このグリーンのファブリックなのですが、早速クルシャ君が各部分を調査なさっています。
まず座り心地を確かめて、各部の構造を把握します。
ソファー解体は長年クルシャ君の特権ですから、制止できないらしい。
警戒して、訝しむ際の猫族に特徴的な耳の傾け方。
何か気がついたようです。
どうやって新しい仕事を完遂するか、計画を立案中ですね。
そしてもう一度、ソファーカバーの弱点を確認する。
このカバーには、肘掛けのラインを綺麗に出すために専用のウレタンスチール棒が付いています。この棒を、布地に沿って、ソファーの肘掛けに当たる部分から押し込んで、カバーのラインを整えるわけなんですが、もうその部品を引っ張り出そうというのが、クルシャ君の顔に書いてある。
思考の内容をここまで全部顔に出す猫が、今までいただろうか?
初期作戦が決まったから、後は執行の時まで、じっくり待つだけですね。
水のソーテール8: 蛇女エデムとナイフ頭のタウィスカロン (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや