新規開店の店舗内にある世界軸もしくは世界樹。
神話学のシンホリズムでは、なんだか天地を通貫する棒状のモノが出てくると、ああ例の axis mundi だなとみんなで徴表を貼り付けて納得するような変な慣わしがございます。世界軸というのですが、何も現代の神話学が作り出した用語では無くて、元はこれ古代神学者による十字架論が起源なんですよね。
もっと遡れるはずなんですが、記録を破却してますんで文証というものが無い。しかも個性の分岐が同じ徴表の中に二百個くらいあるからほぼ納得してみんなで目配せしても、何の意味も無い。
愛猫と共に人生そのものを自粛して暮らしておりますけれども用がある途中に立ち寄った店で写真を撮りました。
4月に新規開店されたという、近くの台南カフェにランチを摂りに伺いました。
アイスティーなのですが、濃く出してあって、うっとりするほど甘い。
魯肉飯頂きました。
八角の利いた懐かしい味です。懐かしいと思ったのは、おそらくかつて自分がよく作っていた豚の角煮と、ほぼ同じ味だったからです。手作りなのがよく分かる、好感度の高い良いお店でした。
そして別の日、用事がありましたので京都駅周辺に立ち寄ってまた京都タワー地下の、店に行きますと、何か様子が違う。
様子の違うこと、ひとつは、まあ人が居ない。
席にこのシールが貼ってある場所は使えなくなっている。
飛沫防止用の衝立みたいなものが設置されている。
そして、最初の写真で、様子の違うことの、ここに気付かれた方は大した注意力の持ち主ではなかろうかと思われるのですが、
格子の隙間に伏見人形が立っている。饅頭食い人形、というらしいですよ。
離れてみると、こんな感じ。
目の前三メートル以内に立たないと、ほぼ見つからない。彼を見つけてあげて下さい。いつも饅頭食ってます。
ウルタールのうる: 巻二十七 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや