クルシャ君はこの盛夏にあって、落日までの日中ほぼずっと洗面所に居ますね。
夕方になって、ようやく自分のベッドにおもちゃを連れて戻ってきます。
洗面所のシンクを自分のふわふわで埋めています。
手洗いできないんだけど、まあ台所を使いますよ。
ヒトだってこう暑いと、貴船の川床にでも行くか、と思いますからね。
短い鼻に皺を寄せているクルシャ君の珍しい写真です。
前脚も使いますよ。
ふわふわの心は醒めていることです。
決して熱狂することではない。
たとえば5月から7月あたりまで、市場は「熱狂(Enthusiasm)」にありました。市況を伝えるニュースサイトで盛んに用いられていた言葉です。暑いのに、更に主体も狂乱している状態が「熱狂」なわけです。
なぜそう言い切れるのですか。
言い切れますね。語源がギリシア語ですから。
そしてこれ、所謂あの評判の悪いマイナスらの祭祀に関わる言葉ですからね。
熱狂に関与するとペンテウスみたいに、ディアスパラグモスされてしまいます。
それが「熱狂」というやつです。日本語にすると、ここがよく伝わらない。
猫は「熱狂」に関わらない。また猫的な生き方が正解に近いことを見つけてしまいましたね。
ウルタールのうる: 巻二十六 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや